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Interview

       丹波野菜工房 代表 前田浩三

2018年1月にASHIAGAPの認証を取得した
丹波野菜工房。安全で安心な農法による野菜のハウスや
露地栽培を実践している丹波野菜工房の前田浩三社長に
農業の魅力や思いを語ってもらいました。

「農業」の魅力は、
毎日の作業に「発見」と「驚き」が満ちていることにあると思います。

私たちの農場は、兵庫県の東部に位置し、瀬戸内海と日本海のほぼ中間部に位置する山間にあるのですが、加古川水系の最上流、由良川水系の最上流に位置し、山々と川の流れに囲まれた、自然の豊かなところです。
四季折々の景色の移ろいや空気の匂いをいつも感じながら過ごせるのは、無条件に気持ちのいいもので、農業は作物の生長とともにありますから、葉が育っていくのを感じながらの日々はやはり感動的です。
一握りの土の中には数億の微生物がいるといわれていますが、農業をやっていると、目には見えないその生き物の存在を感じるときが確かにあります。
いつも「いのち」の存在を感じられる、それは自分の存在を感じることでもあります。自分の力ではどうしようもない天候に一喜一憂し、収穫量に右往左往していた頃もありましたが、コントロールできないようでも、自分の力でできる部分は経験が蓄積されて、年を重ねるごとに面白くなる。そして、自分の技術によって収穫量や食味が変わり、食べた人に感謝される喜びがある。そんな気持で作った野菜を是非食べてみてください。自信あります。(笑)

顧客から信頼される 農場管理のために

いつも食べている野菜や果物、お米やお茶が安全なものであって欲しいと思うのは、みんなの共通の願いだと思います。

当然のことながらトレーサビリティーを重視しており、圃場ごとにまずは施肥、播種の段階で、収穫が終わり、追肥、農薬散布、出荷日と量目を記帳してまた提出。この栽培履歴がトレーサビリティーとなります。もしも何かあった時の備えの記録みたいなものと思ってましたが、どうせならと2009年9月にJGAPの認証を取得し、2014年12月にはGGAPの認証も取得。現在はASIAGAPに移行完了しました。


私たちは人間の健康を願い、清浄な土壌により健全な栽培を心がけ、
極力農薬や化学肥料に頼らない農法を採用し、地元で排出するきのこ廃培材や野菜くずで堆肥を自家製造し、資源の有効活用を重視。

また地下200mの深井戸から汲み上げた飲料にも適した清らかな水を灌漑水として使用。地域の環境や気候に適応した無理のない栽培をしています。

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